橋爪 大三郎 著、PHP新書、¥700+税
2003.10.1 初版
時代や文化圏によって異なる法には、どのような根拠や正当性があるのか。
本書は、近代法の本質を「言語ゲーム」の観点から読み解き、
キリスト教、イスラム教、仏教など宗教法の成り立ちを探る。
さらに「公」の概念をもとに日本の法秩序を問い直す。
人類は法によっていかに幸福を実現できるのか。自由と公共性は両立できるか―。
正しい法感覚を磨くための最良のテキスト。
- 目次
- [第1部] 法の原理――法はなぜ必要なのか
- 第1章 法とは何か
- 第2章 ハートの法理論
- 第3章 近代法の原則とは何か
- [第2部] 法の歴史――古代宗教と法
- 第4章 ユダヤ教と法
- 第5章 キリスト教と法
- 第6章 イスラム教とイスラム法
- 第7章 仏教と法
- 第8章 儒教と法
- [第3部] 日本人と法――法感覚を鍛えるために
- 第9章 日本社会と法
- 第10章 明治国家と法
- [第4部] 未来を構想するために――法と自由をめぐるいくつかの問題
- 第11章 民主主義とリバタリアニズム
- 第12章 国際社会と法